thinc Journalバリ在住フォトグラファー 野嶋姫佐さんインタビュー
『好きを追求したら、バリ島に』の読んでほしいポイント!
2025.12.9

こんにちは!thinc Partner編集部です。

この記事は、地域のクリエイティブ現場を届けるメディア「thinc Journal」で掲載されているインドネシア共和国・バリ島でフォトグラファーとして活動している野嶋姫佐(のじまひさ)さんのインタビュー記事『好きを追求したら、バリ島に』について、読んでほしいポイントをお届けします。

——— 記事の概要

短大を卒業後、アルバイト先の花屋で偶然手に取った一眼レフカメラが、フォトグラファーを志すきっかけになった野嶋さん。「カメラ」と「旅好き」そして「英語力を高めたい気持ち」が掛け合わされ、約20年前にインドネシア共和国・バリ島で働くことに。以来、撮影会社の経営やフォトグラファーとしての仕事、バリ島在住の日本人という立場を活かしたコーディネーターの仕事など、多様な活動をされています。活動拠点を海外に置き続ける理由、日本とバリ島との文化の違い、海外暮らしに憧れるクリエイターへのエールなど、たっぷりとお話を伺いました。

——— 読んでほしいポイント


若い頃こそ「行動あるのみ」

若い頃からあちこちの国に旅をしていた野嶋さん。その経験が「英語力を高めたい」という意欲につながり、「だったら、英語を使う国で働きながら暮らそう」という選択をされました。そもそも、フォトグラファーのキャリアを歩みはじめたのも、偶然出会ったカメラに魅了され、自ら入門先を探した行動力がきっかけです。年齢を重ねると、だんだんと行動のハードルが高くなっていくので、若いうちに行動をと語ってくれた野嶋さん。「いつか海外で暮らしたい」「いつかこういう仕事をしたい」なら、1日でも早く一歩を踏み出すことが、夢を実現する近道です。

飽きやすいなら、飽きないように
性格に合わせた働き方を

キャリアの正解はひとつだけではありません。「フォトグラファー」という同じ職業でも、スポーツやウエディングなど、さまざまなジャンルがあります。また、そうした特定ジャンルに特化することだけがキャリアではありません。フォトグラファーの仕事を続けられているのは、「飽きない仕事だから」だという野嶋さん。日本では専門性を絞っていくキャリアが王道だそうですが、バリ島で働くことでその枠に囚われる必要もなく、自分らしい道を歩まれています。自分の性格に合わせた働き方を選び、キャリアを重ねる。息の長い仕事をするために、大切なことなのではないでしょうか。

文化の違いを楽しむ
柔軟性が大事

ところ変われば、人の気質も文化も異なるもの。バリ島で現地の人と働き、子育てをする野嶋さんも、そうした違いに日々触れながら暮らしています。たとえば、インドネシアの方は「褒めて育てる」文化で、怒られ慣れていないという特徴。仕事上での関係においても、あまりに厳しい言い方をすると、ショックを受けてやめてしまうことがあるのだそうです。また、宗教が生活に密着していることも日本との違いのひとつ。こうした違いに抵抗感を抱くのではなく、「こういう伝え方にしよう」「こういうことを大切にする人たちなんだ」と柔軟に捉え、文化の違いを楽しむ姿勢が、海外暮らしにおいて大切なことです。仕事上での人間関係に関しては、日本人同士でも世代間ギャップがあります。否定する、忌避するのではなく、まずは自分から工夫する。良い関係性を築くために持っておきたいマインドです。

——— まとめ

アルバイト先の花屋でカメラを手に取ったことが、フォトグラファーとしてのキャリアを歩むきっかけとなった野嶋さん。人生の転機となる出来事は、ひょんなところに隠れているのでしょう。ただ、そこから自然に人生が花開くわけではありません。野嶋さんがフォトグラファーとして活躍できるようになったのは、カメラに魅了されたあと、自ら行動を起こし続けたからこそ。自分に合った国で暮らし、仕事ができる環境を手に入れられたのも、自身の行動があってのことです。迷うくらいなら、まずは行動を。その先に、自分らしいキャリアや理想の暮らしがあるのではないでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

全貌はリンク先よりご覧ください。
Ⅰ.きっかけは英語習得
Ⅱ.旅をすれば、自分が変わる

thinc Partner編集部