thinc Journal 面白法人カヤック代表 柳澤大輔さんインタビュー
『地域資本主義に目を向ける』の読んでほしいポイント!
2025.5.20

こんにちは!thinc Partner編集部です。

この記事は、地域のクリエイティブ現場を届けるメディア「thinc Journal」で掲載されている面白法人カヤック代表取締役CEO柳澤大輔(やなさわだいすけ)さんのインタビュー記事『地域資本主義に目を向ける』について、読んでほしいポイントをお届けします。

——— 記事の概要

「うんこミュージアム」をはじめとした面白プロデュース事業、ゲーム事業など、多種多様な事業を手掛ける面白法人カヤック(株式会社カヤック)。そのうちのひとつが、「ちいき資本主義事業」です。最初の実践の地、神奈川県鎌倉市で約20年間様々な取り組みを行い、2024年2月からは沖縄県での取り組みも本格始動させました。同社が掲げる「地域資本主義」とは何なのか、実際にどういった取り組みを行ってきたのか。面白法人カヤック代表取締役 CEO 柳澤大輔さんにお話を伺いました。

——— 読んでほしいポイント


地域との「関わりしろ」がある取り組みは
楽しいマチづくりにつながる

「地域資本主義」を掲げ、まずは鎌倉市で数々の取り組みを実践してきたカヤック。柳澤さんは、地域資本主義について「地域で関わる人たち(社会)」「環境」にも価値を置き、資本と捉えて事業に取り組むことだと説明します。企業が地域で事業を行う際には、地域との「関わりしろ」を持つよう意識するだけで、マチ自体が楽しいものになる。「まちの社員食堂」や「まちの保育園」、カプセルトイ専門店「御成カプセル」など、鎌倉市でのカヤックの取り組みから、「関わりしろ」が何なのかを知ることができるでしょう。

「異質な側」だからこそ
コミットしたい想いを形に

2024年2月に沖縄県に第2本社を設立したカヤック。支社ではなく本社とした理由について、柳澤さんは「それだけ沖縄に本気でコミットしたいという想いを形に表したかったから」だと述べます。鎌倉市も沖縄県も、観光客や移住者が多く多様性を許容する土地柄ではありますが、やはり「外から来た人」という見方はあるもの。地域に根差し、活動を広げながらマチの活動にコミットしていくことで受け入れられていった鎌倉市のように、沖縄県も一時的な腰掛けではないコミットの想いを表したかったのです。「異質な側であることに対してはネガティブに捉えていない」とも語る柳澤さん。異質な側だからこその視点を活かしつつ、コミットする姿勢を地域の方に表し行動することで、地域に溶け込みながら新たな取り組みを進めていけるのでしょう。

どっぷり浸かることで得られる知見がある

地域通貨「まちのコイン」は、柳澤さんが当時の株主総会で熱く語ったほど「やりたい」という気持ちがあり、自ら取り組まれたものです。「どっぷり浸かって取り組んだ結果、今では誰よりも地域通貨に詳しい」と自負するまでになりました。柳澤さんが今「どっぷり浸かっている」のは、FC琉球OKINAWAの経営を含む沖縄県での事業展開。スポーツチームの経営に注力する中で、すでに「経営者として得られるものがある」と感じている柳澤さん。一定期間「どっぷり浸かる」ことで得られる知見が、自身の新たな武器になるのです。

——— まとめ

「地域資本主義」と聞くと、何やら難しい考え方なのかと感じる方もいるでしょう。しかし、その言葉が生まれたのは至極シンプルな「このマチに住みたい」「このマチが好きだからマチづくりに参加したい」といった想いです。地域×クリエイターにピンとくる方なら、すでにそういった想いを持って活動しているという方も多いのではないでしょうか。「1社ではできない。だから、そういう感覚がわかる人たちと一緒に世界をより良くしていけたら」と語ってくださった柳澤さん。我こそはと思う方は、ぜひ柳澤さんに声をかけてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

全貌はリンク先よりご覧ください。
Ⅰ.はじまりは鎌倉市
Ⅱ.新たな挑戦の地は沖縄

thinc Partner編集部