thinc Journal 中村龍太郎さんインタビュー
『移住して見えた、「縁と恩」』の読んでほしいポイント!
2024.11.26

こんにちは!thinc Partner編集部です。
この記事は、地域のクリエイティブ現場を届けるメディア「thinc Journal」で掲載されている中村龍太郎さんのインタビュー記事『移住して見えた、「縁と恩」』について、読んでほしいポイントをお届けします。


——— 記事の概要

中村さんは、山口県阿武町に移住し、地域に根ざした文化づくりに取り組まれています。プライベートのある出来事をきっかけに自らの生き方・働き方に疑問を感じ、旅先でゲストハウスに救われたことで、人生を一転。「縁と恩」をテーマに掲げ、移住先の阿武町でゲストハウスをオープンしました。現在はデザインのお仕事に加え、竹細工の製作や自然素材を中心とした手仕事の暮らしの道具を販売する『暮らしの荒物屋めぐる』を営んでいます。地域の価値を掘り起こし、人と人とのつながりの場を創出し、阿武町に新たな活力を吹き込む中村さんの多彩な活動について、これまでの半生を振り返りながらお話しいただきました。

——— 取材の背景

中村さんとのご縁は、クリエイターズマッチが主催するRethink Creator PROJECTの取り組みの一環として開催されたコンテスト(Rethink Creative Contest 2020)で優秀賞を受賞されたことがきっかけでした。その後も当プロジェクトで開催する地域デザインファクトリーにご参加いただいたり、セミナーで講師としてご参加いただいたりとする中で、中村さんが山口県に根づきながら活動の幅を広げていらっしゃる様子を知り、ぜひお話を伺いたいとオファーをさせていただきました。

——— 読んでほしいポイント


「縁」で広がる新たな可能性

これまでたくさんのご縁に支えられてきたと語る中村さん。つないでもらった縁に恩返しをしたい、そして、これからも新しい縁をつないでいきたいという想いから、「縁+恩=EN+ON=ENON」をコンセプトとする『暮らしを紡ぐ宿えのん』をご夫婦でオープンされました。地元の人々との信頼関係を築き、持続的な活動の基盤を構築されています。

中村さんが大切にされているのは、人とのつながりや地域とのつながり。その想いを根幹に据えるからこそ、移住先でも活動の幅を広げることができたのだと感じます。そして、誰かとの縁が新たな可能性を広げることを中村さんの活動を通じて改めて実感しました。

手仕事の価値

中村さんは竹細工の価値に注目し、『暮らしの荒物屋めぐる』で竹細工の製作や手仕事の商品を販売するだけでなく、また体験型イベントを通じて地域の手仕事文化を広める取り組みをされています。この活動は、地域のアイデンティティを守りながら、それを新たな形で発信する「文化再活性化」の好例といえるでしょう。地域の資源を活かした「手仕事」は、地域に新たな価値を生み出し、効率性やスピードが重視される現代において、温かみや、その土地ならではのストーリーを感じさせる力で多くの人々を魅了しています。こうした中村さんの活動は、地域の伝統と未来をつなぎ、新たな可能性を紡ぎ出す手本となるのではないでしょうか。

移住した先にみえた新しい暮らし

「移住先でどんな新しいコミュニティを築けるのか」という点は、移住を検討している人にとって大きなヒントになるはずです。「新しい環境に飛び込むことはリスクではなく、豊かな選択肢を生む」というポジティブな視点をもらい、自分も積極的に挑戦する姿勢を取り入れたいと思いました。

——— まとめ

「縁と恩」を大切にする暮らし方や、地域資源を活かした手仕事の価値、新たな土地で築く暮らしの魅力が深く伝わってきました。阿武町での挑戦は、私たちが日々の暮らしや働き方を見直すきっかけを与えてくれます。多様な生き方や地域に根ざした取り組みの素晴らしさに触れていただければ幸いです。中村さんのお話が、皆さん自身の「縁」を広げ、「恩」を返していくきっかけとなることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

全貌はリンク先よりご覧ください。
Ⅰ. 3,000人のマチのゲストハウス
Ⅱ. 手仕事の文化と価値を伝える

thinc Partner編集部