この記事は
■フリーランスデザイナーとしての働き方
■「楽しい」の見いだし方
が書いてあります。
こんにちは!thinc Partner編集部です。
thinc Partnerでは、パートナークリエイターのコミュニケーションと学びの場としてPartner’s Fileを開催しております。
今回は、2回目の開催となったPartner’s File vol.02についてお届けします!
1.Partner’s File vol.02について
Partner’s Fileは、「フリーランスで、もっと楽しく。」がテーマです。
何を「楽しい」と感じるかは十人十色。
みなさんは「楽しい」をどうCreateしているのでしょうか?
楽しむために苦労することや、全てが「楽しい」だけではいられないことも、時にはあるかもしれません。
そういったことをどう乗り越えて楽しんでいるのか、登壇者のお二人にお話を伺いました。
2.Partner’s File 003 メミ ブラックさん
オーストラリアの学校(グラフィックデザイン&テクノロジー)を卒業。帰国し、大手出版会社やIT企業、デザイン会社に勤務した後、海外の働き方が向いていると思い、渡米を決意。アメリカで企業やプロジェクトのための制作に携わりながら、日本の漫画賞を受賞。漫画家としてもご活躍されています。6年前に家族と日本に帰国し、現在は、紙面、Web、イラスト、動画、作画などに携わり、国内外で幅広く活躍中です。
【ブラックさんの“楽しい”とは?】
「新しいコト・人と出会い、人の想いを具現化し、それを届ける事ができた時が”楽しい”!」とのこと。年配のクライアントから「若い人に刺さるクリエイティブを制作してほしい」と依頼があった際、その人の想いとクリエイティブのギャップをどう埋めていくかが非常に難しかったが、若い人へのヒアリングやアンケートの実施など、あらゆる策を講じ、とことんクライアントの想いに寄り添ったというエピソードも。時間はかかったが、「ブラックさんに頼んでよかった!」と言ってもらえたことが嬉しかったそうです。ディレクションをする際も、リアクションを直に感じることができる点が刺激になると楽しんでいらっしゃいました。
【“楽しむために”なにが大切?】
ブラックさんが大切にしている2つのこと。それは、「常にポジティブな気持ちでいること」。もうひとつは、「自分が変わり、人へ合わせていくこと」。時には「クライアントに求められているものがわからない・・」とモヤモヤすることもあるそうですが、「ネガティブなことを考える時間も、楽しく過ごす時間も、同じ時間が過ぎている。だったら楽しく過ごそう!」と、ポジティブ思考に切り替えて過ごすようにしているそうです。デザイナーやディレクターは、クライアント・その先の届ける人がいるから成り立つ仕事であり、自分のやりたいことは二の次としなければならない仕事です。「人は自分と違って当たり前」と認識することで、考えが違う人とも寄り添って制作を進めることができる、とお話をいただきました。
人の想いを具現化するデザイナーには、とても重要な考えですね。一緒に登壇をした小澤さんも「自分を変えるのは大変だけど、やらないといけないこと。自分もまだまだ勉強中です」とコメントされていました。
3.Partner’s File 004 小澤美穂子さん
2009年に、Webデザイナーになろうと一念発起。それまでデザインの仕事とは無縁でしたが、旅行へ行く飛行機の中で、たまたま隣に座っていたWeb制作会社の社長の「デザイナーという職業は、PCひとつあれば世界中どこでも仕事ができる」という、ひとことがきっかけでデザイナーを目指す事になったそうです。帰国後すぐにWebデザインを半年間学び、2010年に念願だったバリ島へ移住されました。現地情報誌の編集者として働いた後、2012年にフリーランスとなり現在まで数多くのWeb広告・サイト制作に携わっています。
【小澤さんの“楽しい”とは?】
「デザインの仕事自体が楽しい!」とのこと。挫折し、人生の目標を失うこともあったが、Webデザイナーを目指したことで夢だったバリ島への移住も叶えることができ、勉強を始めてから今までずっと同じテンション(楽しい!)でデザインをすることができている、とお話をしていただきました。
30歳を過ぎてからデザイナーを目指し、周りには「なれるわけがない」と反対されることもあったそうです。それでも「周りを気にせず自分を信じて行動する」「今より早いときはない」と夢に向かって一歩を踏み出し、それが今の”楽しい”に繋がっているとのこと。
【“楽しむために”なにが大切?】
「これから未来を変えたい!」「楽しいことがしたい!」と思ったら、”今すぐ行動すること”が重要とのこと。小澤さんがデザイナーになろうと決意をした当時には、パソコンも持っていなければ、Adobe製品にも触ったことがない状態で、もちろんデザインスクールのクラスでも自分が一番年上。「それでもあの時に始めたから今楽しむことができている。先延ばしすると絶対にやらない。本当にやりたいと思ったら、年齢は関係なく行動に移すことが大切」とのポジティブなご意見。ブラックさんも「自分が主役だと思って、自分が一番楽しめる人生がいいですね」強く同意をされていました。
チャレンジすることに対して、年々臆病になり踏み出せずにいる・・という方には、小澤さんの話は胸に刺さったのではないでしょうか。
4.Partner’s File を終えて
「海外に暮らす」という点や「2人の子を持つママクリエイター」という共通点もあり、登壇者のお二人もすっかり意気投合!日本では中々聞くことができない話も盛りだくさんだったので、刺激を受けた100分間となりました。
ブラックさんからは、「小澤さんと繋がれたことも嬉しい!」と喜びと感謝の言葉もいただきました。こういった会をきっかけに、パートナーさん同士が繋がっていくと嬉しいですね。
今回の記事は以上になります!
ありがとうございました。
thinc Partner編集部