文字・フォントの基本
第1回 欧文フォント その1
この記事は
■欧文フォントはどこで購入するのか
■欧文フォントの歴史と種類
が書いてあります。
こんにちは!thinc Partner編集部です。
いろいろなデザイナーの方と話をしていると
「フォントって多すぎて選べない」とか
「たくさん入れるとPCが重くなる」など
お声をいただくことがあります。
フォントの基礎知識をまとめてみましたので
ご参考になればと思っています。
1.欧文フォントの購入先
いま、フォントを提供している会社は大きく7社あります。
・モリサワ
・フォントワースス
・Adobe
・タイププロジェクト
・モトヤ
・イワタ
・字游工房
その他にも、デザイナーにも馴染みが深い「丸明シリーズ」で有名な砧書体制作所さんなどがあったりします。
上記のフォントで扱える物のライセンスに欧文フォントが含まれている場合がありますがそれ以外のウエイトやシリーズなどを使いたい場合はどこから購入すればいいのでしょうか?
そう「ライノタイプ社」ですね。
https://www.linotype.com/
ライノタイプ社はドイツのフォントベンダーでデザイナーがみんなよく知っているあのフォントたちの販売元です。
Avenir
Univers
Helvetica
Frutiger
Optima
Futura
Palatino
DIN 1451
といたような有名フォントが多くあります。
もちろんサイト内は全て英語ですが、今は翻訳が充実しているのでクレジットカードがあればライセンスの購入が可能です。違うウエイトを試してみたい。コンデンスト体(細長いフォント)などを試してみたい方などにおすすめです。ちなみにライノ社で販売されているフォント以外には、模倣されたフォントが多く存在します。そういったモノは、細かなデザインがあまり美しくないことが多い印象で注意が必要です。
2.欧文フォントの歴史と種類
実際に購入すると、それなりのお値段がします。1 Type ¥5,000以上しますし、買ったけど結局使わないなどの心配があったらなかなか踏み切れませんよね。そこで、ちょっとフォントの歴史を振り返って「定番」を探ってみたいと思います。
Helvetica

Univers

Frutiger

Avenir

以上がサンセリフ体の定番フォントです。よく定番フォントなどがまとめられたものを目にすることがあると思いますが、成り立ちや特徴なども一緒に紹介していますのでぜひ参考にしていただければと思います。
サンセリフ体は、まだまだあるので2回に分けて紹介しようと思いますので次回をお待ちください。
参考文献「欧文書体2」小林 章 著 美術出版社